日常生活で手に取る和菓子は 、“その時の気分” を大事に選んでいます。
100円台でお手軽に選べるもの〜お茶会に登場するような華やかさをもつ見た目など、幅広い楽しみがある和菓子の世界。
お茶の時間に「ほっと一息」つけるような和菓子の選び方を、Nanaの日常を交えてお伝えしてみます。
▼「抹茶を点てる」を日常で、カジュアルに楽しめる記事も書いています♪
気分に合った、和菓子を選ぼう
和菓子が大好きと言っても、いつも100%タノシイ〜!!みたいな気持ちで食べている訳でもありません。
“その時の感情・気持ち”というのはとても大切なもので、背伸びをしない和菓子を選んでいます。
五感をゆさぶられる上生菓子で、季節のご褒美をあじわう
「いつも頑張っている自分へご褒美をあげたい」「移りゆく季節感をたっぷり楽しみたい」
そんな時には決まって『上生菓子や生菓子』を手に取ります。
和菓子の中でも上等で高級品と呼ばれる部類で、茶道ではお濃茶とセットでいただきます。
四季のうつろいや花鳥風月を表現した心に響くような和菓子。 その芸術的な見た目に五感を揺さぶられ、日本人ならではの感性が磨かれるような気がします。
お菓子の名前である菓銘は風流なものです。 例えば2月になると出てくる“春告鳥”。 別名はウグイスで、外から聞こえる鳴き声とともに、春がそこまで来ていることを知らせてくれ、見ているだけで華やいだ気持ちになりますよね。
菓銘にも注目してみると知らない季節の言葉が散りばめられていて、気付かされることも多いです。 日本独特の文化ですよね。
価格は200円から500円台のものを見ることが多いです。
見ても食べても美しい生菓子は、抹茶と頂くことで背筋をシャキッと!気持ちを切り替えられる、贅沢なご褒美時間になること間違いなしです。
ほっこり系和菓子を片手にもったら、最高の癒やしじかん
疲れた日は「なんだか寄り添ってほしい気分」。
そんな時には触れるとあったかかったり、手で持って気軽に食べられるほっこり系の和菓子は安心します。
たいやき、大福、カステラやみたらし団子など手に取りやすいですよね。 町に溶け込んでいる、和菓子屋さんがあると思います。
通りかかった時「これを食べると癒やされる気がする〜」と、吸い込まれるように列に並んでしまいます。
出来立てを食べられるという幸せと、どちらかといえば見た目は地味かもしれないけど、背伸びをしていない感じが落ち着きますよね。 価格も100円台のものを多く見かけます。
仕事から帰って、自宅のお気に入りの場所でゆっくりしながら、和菓子を片手に「自分頑張ったわ〜」とつぶやくと、元気が湧いてきますよ!
日持ちの長〜いお干菓子は、チョコレート感覚で
「チョコレートやクッキーみたいに、ちょっとだけ和菓子を食べて癒やされたい」 そんな時に“干菓子”があると、とっても有り難いんです。
干菓子も生菓子と同様に、その時の季節感がたっぷり表現されています。 見ているだけでも感動的な美しさですよね。
干菓子の賞味期限は数週間から、開封しなければ1年と長期保存できるお菓子です。
大切にとっておいて一日の終りに、ひとつだけ大事に味わってみる。 この少しだけが、結構癒やされるんです。
普段から口にしている干菓子は私の中では、洋菓子でいうチョコレートみたいなものだと感じています。
価格は数百円から数千円するものが多いです。
(番外編) スーパーで買うお菓子も、お抹茶の最高のおともに!
こちらは和菓子ではなく、いつものスーパーで見かけるチョコレートやクッキー。
ほっと心が落ち着くようなお抹茶時間を生活の一部に取り入れています。 疲れたとき・楽しいとき・何もなくても 抹茶を飲むことで、心がスッキリしてそっと背中を押してもらえるような、そんな感覚をいだいています。
じゃあ抹茶を飲むなら、いつも和菓子がないといけないかというと、そういう訳でもありません。
馴染みのあるクッキーやチョコレート。
スーパーで買える、かりんとうやおせんべい。
甘みのあるお菓子を少しだけお皿に入れて。 ちょっとずつをじっくり味わいながら、丁寧にお茶を飲んでみる。
一日はあっという間ですが、ゆっくりする時間がもてると、イヤなことも “まぁそれでいいか” と思考を変えてくれるような大事な時間です。
抹茶の苦味の中に甘みがあると、じんわりとやさしさを与えてくれるように思います。
個人の和菓子の楽しみ方でしたが、こんな感じでいつも和菓子に心を救われています。
日々全力は疲れちゃうし、その時の気持ちを大事に手に取った和菓子は、自分のペースに合ったものです。
好きなことにゆーったりと時間をかけ過ごすことは、私にとって気分転換につながります。
良いこと・悪いことがあっても、そこに居続けないマインドをつくる時間でもあります♪
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