いざ抹茶をいただくという場面で、「どう飲んだらよかったかな?」と思うことがあると思います。
日常でお抹茶を飲む体験は少ないものです。
作法を知り余裕ができることで、“空間をより堪能できる”ものに変わるかもしれません。
抹茶を飲もう(簡単なお作法)
抹茶の飲み方
1、抹茶茶碗の正面を自分に向けて置く。
点てた方が、模様などが綺麗にみえるところを正面にして置いてくれます。(カフェや喫茶、茶道の稽古場や茶会でも同じことです)

2、茶碗を2回に分けて時計周りにまわす。
6時の方向だった正面の模様が、9時のところにきています。

3、そのまま正面をさけて頂く。
3、飲みきったら反時計周りに2回まわし、元の正面の位置に戻す。


nanaco
茶道では最後のひと口で音を立てて吸いきります。意外に思われますが、お茶を点てた方へ「飲み切りました」という合図になります。
抹茶とお菓子は、どっちが先?
抹茶がいただけるお店では、お菓子と同時に出てくるところがほとんどです。
自分の好きなように、楽しくいただくことが一番ですが、せっかくなので順番についてお話ししてみます。

nanaco
結論からいうと茶道の稽古や茶会のような場では、
「お菓子を先に頂いてから抹茶を飲む」順番になっています。
茶道では同じ畳の空間にいますが、「抹茶を点てる人」「抹茶をいただく人(客)」はそれぞれ役割が違います。
抹茶を点てる人は、作法を学びながら丁寧に、心を込めお茶を点てます。
おいしい抹茶が点て終わった頃、客はお菓子を食べ終わっていないとお茶を取りに行けません。
お菓子を食べて甘くなったあとにいただく抹茶は絶品です!お菓子と抹茶の味をそれぞれに感じる楽しみ方もいいものです。
抹茶の飲み方と、茶道でお菓子を頂く際の一連の流れについてのお話でした。
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