【かん袋】 日本の和菓子屋 創業年数 第5位! 700年の歴史ある絶品「くるみ餅」をぜひ一度 |(大阪・堺)

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大阪府堺市は“千利休のふるさと”として知られ、古くから地元の方に親しまれる和菓子屋さんが多く立ち並んでいます。

堺市の新在家しんざいけ町にお店をかまえる『かん袋』さんは、なんと創業1329年! 開店以来700年も活躍し続け、日本の和菓子屋 創業年数の第5位にあたる超超老舗店であります。

市内に「くるみ餅」を販売するお店はたくさんありますが、くるみ餅のみを扱う珍しい『かん袋』さんは、現在もお客さんが絶えない大人気和菓子店です。

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かん袋 

路面電車が走る阪堺線「寺地町」駅を下車し、徒歩4分のところにあるかん袋。 

鎌倉時代に漁港として発達し、戦国時代には南蛮貿易など海外との交流拠点として栄えた街。

そんな堺には、与謝野晶子の出身地でもあり、また日本最古の路面電車(161形)も現役で走り続け、和菓子だけではない歴史の深い観光地エリアとしても大人気の場所です。


700年受け継がれるくるみ餅、一生に1度は食べておきたい味!

こちらがかん袋の外観です。立派な佇まいと、懐かしさを感じるレトロな雰囲気。

大通りより路地を入った所にも関わらず、訪れては人が吸い込まれていく様子は、初めて通りかかった時から気になってしかたがない光景。すぐにお店を調べたことを思い出します。

そんな念願の『堺名物くるみ餅』。シール容器入、壺入などの中から、小鉢入(2人前)を注文しました。

小鉢 2人前

紐でしばってあるのはあまり見かけないスタイル!割れないようそっと持ち帰り、包を開ける楽しみときたら! ようやく出会えたくるみ餅、中に見えてるお餅がなんだかカワイイ!

開けてみると、さわやかなうぐいす色に包まれるつやつやのお餅たち。シンプルな見た目で、ずんだ餅のような色味もあるし、名前の通りくるみが入っているのか!?と味を想像しちゃいます。

さっそく食べてみると、もう衝撃的な美味しさが待っていた!! お餅は見ての通りモっチモチで柔らかくそれにも驚きなのですが。まとった餡がものすごく濃厚で少しの間舌から離れず、甘みと濃厚さを感じずにはいられず、食べている間中ずっと美味しいです・・・。

鼻から抜ける香りが最高にまろやかすぎる。

絶妙な甘さに加え、きなこのような豆類が混ぜられているかのような濃厚な味わい。ねっとりした餡がクセになり、正直この餡だけでも瓶いっぱいに食べられます。

ちょっと2人前は少なすぎたかなと、後悔するほどの美味しさ。

調べたところ白インゲンをすりつぶし、白あんに抹茶粉末を入れてあるそうなのですが、それでこんな味に再現されるのかと思うと、益々不思議でくるみ餅の深〜い魅力にハマってしまいそうです。

原材料名の表記はなく製造方法も分からない門外不出の味。

ちなみにくるみ餅はクルミの味ではなく「餡で餅をくるんである」ことに由来する名前だそうです。ずんだ餅と見た目がやや似ていますが、枝豆を使用しているので別ものであります。


店名「かん袋」の名付け親は、あの天下人 豊臣秀吉!

また店名である「かん袋」は、あの豊臣秀吉が名付けたそう!!

なんでも当時天守閣では瓦を葺く工事中で、職人たちが奉仕に出ていたそうで、餅作りで鍛えた腕力で瓦を屋根の上に放り上げる姿が、まるで紙袋が舞い散るかのようだった。

これを見た秀吉が「かん袋(紙袋)が散るようすに似ている」と、その強さを称えたことで「かん袋」の名がついたとされています。

700年近く守り継がれている味、豊臣秀吉が命名したかん袋の味は、特別なものを感じました。

生きているうちに一度は食べてみてほしい!と願うほど、美味しい和菓子でした。

店内にはイートインスペースがあり、お抹茶もいただけたり、夏にはかき氷として楽しめる「氷くるみ餅」も大人気です。

観光の際や、くるみ餅だけを目当てに堺に来られることもオススメいたします♪

価格:1300円(2人前・小鉢入)
日持ち:2日
販売期間:通年

お店情報

住所:大阪府堺市堺区新在家町東1丁2番1号

電話:072-233-1218

営業時間:10:00〜17:00(売り切れ次第終了)

定休日:火曜・水曜

アクセス:阪堺線「寺地町」駅より徒歩3分

かん袋 堺の老舗の和菓子店 

▼同じ堺市内の『天神餅』さんのくるみ餅はネット購入可能です♪

和菓子司 天神餅
茶人・千利休のゆかりの地、そして南蛮文化渡来の商業都市―堺。創業以来の素朴な銘菓〝天神餅〟を始め、堺の歴史ロマンあふれるお菓子を多彩に取り揃えました。御菓子司『天神餅』のお菓子で、和みのひとときをお楽しみください。

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