茶道家元の御用を務める、まさに京菓子界の中心的存在である『末富』。
そんな和菓子会の名店である末富さんの、一口目にまるでひんやりと冷たさを感じるような、見ても食べても涼しい夏のお干菓子をご紹介します。
末富
京都 市営地下鉄烏丸線「五条」駅から、徒歩5分ほどのところにある「末富 本店」へ行ってきました。
7月のくもり空、それでも盆地である京都の夏は暑いです。 そんな暑さを和らげるおやつにはかき氷・アイスだけでなく、夏の和菓子という強い味方がいます。
さっそく店内に入ると「水花火」「水牡丹」など見た目にも涼やかな上生菓子が目に入り、蒸し暑さを忘れられる瞬間です。
そんなステキな生菓子をぐっと我慢し、今回はお干菓子(水分の少ない和菓子)を購入しました!
右上にある三角のお干菓子から時計周りに・・
- さざれ石
- 琥珀水
- 青楓
- 石竹(撫子)
名前の響きも、見た目にも涼やかで夏の風情を感じられるステキなお干菓子です。お味も今まで食べたことのある干菓子とはまた食感や和三盆の溶け方などタイプが違います。
「さざれ石」「琥珀水」の表面は一瞬ひんやり感があり、中身のゼリー食感が楽しめて特に夏らしさを感じます。
「青楓」「石竹」は舌にのせるとほどけていくように溶けて。 上品な甘さに、舌触りや口どけなど、、じっくり味わって頂きました。
大切にとっておいて、ご褒美に少しつまんで食べたり。 日持ちが長いので、主菓子とはまた違った楽しみ方ができるお干菓子。
和菓子好きの方には是非食べて頂きたいです。オンラインショップからのお求めも可能です。
めぐる季節に和の趣を取り入れ、目にも涼やかな末富さんの夏の干菓子に助けてもらいながら、暑さを乗り越えたいものです!
京菓司 末富本店 お店情報
住所:京都市下京区玉津島町295
営業時間:9時〜17時
定休日:日曜日・祝日
電話:075-351-0808
▼2022年2月 末富さんの本が出版されました。
コメント