創業1596年、400年余の老舗和菓子屋の看板商品は、店名にもある大寺餅(あんころ餅)。
堺出身の与謝野晶子は、こちらのあんころ餅をこよなく愛したそうです。
文学史に革命を起こした与謝野晶子が愛したおいしい和菓子を、食べないわけにはいかない!!とまたまた、堺の和菓子を求めてお出かけしてみました。
大寺餅河合堂
路面電車が走る阪堺線「寺地町」駅より歩いて7分。堺には本当に多くの老舗和菓子屋があるのだな〜驚きます。
昔より“大寺さん”と呼ばれた神社がいまも存在し、お店から徒歩20分にある“開口神社”のことを指します。 境内にて参拝客にあんころ餅や、きなこ餅を販売していたことに由来するそうで、古くから地域の方々に親しまれた様子が伺えます。
与謝野晶子も愛した、大寺餅(あんころ餅)(きなこ餅)
看板商品であり堺名物である大寺餅。 あんころ餅、きなこ餅の6個入にしてみました。 餅つきをしている絵柄もかわいらしいです。
箱を開けるとまず、きなこの香りがふわ〜っと広がり嬉しくなります。 あんころ餅を箱から持ち上げると・・びっくりするほど柔らかい。気を抜くと形が崩れそうなくらいです。
そして一口食べたときの衝撃。柔らかすぎて歯がいらないってこのことか!! おもちを食べた中で、人生で初めて体感するほどの柔らかさ。
与謝野晶子も幼少のころよく食べていたそう。 お土産に買って来るときには「他のものはいらないからこの大寺餅を」とこよなく愛されていたとのこと。 たしかに他のものがなくても大寺餅があればいい!というのは深く共感できるほど、納得の美味しさです。
中のおもちの方にも、ほのかに甘さが感じられ、こしあんが上品な口溶けでした。
きなこも香りがよく上質なものが使われているのだろうな、、とゆっくり味わいました。 お抹茶によく合います。
価格:550円(抜) あんころ餅・きなこ餅 6個入 日持ち:3日 販売期間:通年
羽二重餅がはみでる、もちもち最中
こちらの「もちもち最中」もとてもおいしそうで迷わず購入してしまいました。
羽二重もちがはみでるほど入っていて、食べた瞬間よもぎの香りがとてもいいです。
もちろん柔らかい羽二重餅ですが、もちもち・ぷにっと少し弾力を感じ、大寺餅との食感がまた違い、中のつぶあんは甘くてとても存在感がありました。
最中の香ばしさとマッチしていて、しあわせな時間を過ごさせてもらいました。
価格:220円(抜) 日持ち:7日間 販売期間:通年
他にもどらやき、堺燈台もなか、堺名物くるみ餅などもあり、もしかして堺の銘菓がこちらのお店でたくさん買えるのでは!と新たな発見。 色々な商品に手を伸ばしてしまいそうでしたが、ぐっとこらえ次回の楽しみにしたいと思います。
400年余り愛される銘菓。人生で何回でも食べたい!!と思う和菓子でした。
お店情報
住所:堺市堺区少林寺西4−1−27
営業時間:9:30〜17:30
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日・臨時休業あり)
アクセス:南海本線「堺」駅 徒歩10分
阪堺線 「寺地町」駅 徒歩7分
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