京都祇園の四条交差点近くに本店を構える『清閑院』さんで、晩秋〜お正月を挟んだ冬に登場する華ときわ。
浮島と呼ばれる三色の蒸しカステラは、甘くて上品なお菓子です。はんなりと京都らしく、そしておめでたさを感じられる華ときわは、この季節の手土産としても大変喜ばれそうです。
清閑院
祇園本店だけでなく全国に100店舗のお店を展開する、京都を代表する和菓子店。
8色の鮮やかでコロンとした寒天ゼリーの「京てまり」や、御所車をうつしほろほろした食感の「雅車」は人気の定番商品。日本の四季を表す、彩り豊かな京都らしい和菓子を多く扱っています。
松の不変を思わせる、三色の華ときわ
久しぶりに百貨店を訪れ、お正月前にお店に立ち寄ると松の絵をあしらった『華ときわ』に目を惹かれました。年末が近づき松の絵が入っているだけで、おめでたい雰囲気がしていいな〜と手にとってみます。
開けてみると三層のキレイな色合いと、下にお豆がちょこんと見えているのが可愛らしく。そしてお上品。しっとり鮮やかな浮島(餡が入った生地を蒸したカステラ風)のお菓子。
緑から茶色のグラデーションが松を思わせ、美しい!!
一口食べてみると上品な甘さが口いっぱいに広がります。浮島ならではの、ふわっとやわらかいカステラ風味。
国産の丹波豆入りで、もちっとお豆の濃厚な味がアクセントになり贅沢です。
菓銘にあるときわは「木の葉が一年中緑色であること」「常に変わらぬ岩のように永久不変であること」という意味があります。
落葉はしても一年中新しい葉が生える松を連想させ、松は長寿を象徴する木としても尊ばれており、年末や新年にいただくのも縁起がいいお菓子だなと思いました。
濃茶のような濃いめの抹茶と一緒にいただきたくなるような、甘く濃厚な和菓子でしたよ!
緑茶との相性もよさそうですし、お茶が好きな方へのお菓子としても喜ばれそうです。
季節に出回る和菓子には、作り手の方の色々な思いが込められ美しく感じますね。
価格:173円(税込) 日持ち:16日間 販売期間:晩秋〜1月中旬
お店情報 清閑院 堺タカシマヤ店
住所:大阪府堺市堺区三国ヶ丘御幸通59番地 高島屋店2階
電話:072-238-1101
営業時間:10:00~19:00
アクセス:南海高野線「堺東」駅すぐ
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