お茶道具には取り扱いや、保管方法など気をつけることが多々あります。
おうちでお茶を点てるのに、一般的な茶道具をそろえた方に向けてわかりやすくご説明いたします。
茶道具の片付け方
茶筅ちゃせん
1、抹茶がたくさんついた茶筅は、ぬるめの湯を溜め、その中で茶筅を振り抹茶を丁寧に落とす。
傷つくのでこすったりはしません。
2、茶筅は伝統工芸品ですが、日々使うなかでどうしても形が変わってしまいます。
茶筅たて・くせ直しという形を保つものにて保管することで、形を綺麗に長持ちさせることができます。
洗剤や食洗機は使いません。洗い終わったら風通しの良い場所で乾かします。
茶碗
1、熱めのお湯で抹茶を洗い流す。
2、茶巾や柔らかい布で拭き、風通しのよいところで乾かす。
(箱に直す場合は、カビの原因にもなるため2〜3日ほど乾かすことをおすすめします)
抹茶茶碗は傷がつくので、スポンジや洗剤を使いません。
茶杓ちゃしゃく
1、抹茶をティッシュなどの柔らかいもので拭き取る。
湿気の量により付着する量が変わります。
茶杓は、水につけないようにしてください。
茶巾ちゃきん
1、茶碗を拭いた際に抹茶がたくさん付着するため洗い流したあと、台所用石鹸または洗剤で軽く手洗いする。
2、洗ったあとはしっかりと絞り、風通しの良い場所で乾かします。
抹茶の保管
保管は基本的に冷蔵になります。
抹茶は缶詰や袋詰めで売られていますが、開封すると抹茶の風味は変質します。
購入時より約半年の賞味期限となっていることが多いですが、開封し約3ヶ月も経過すると風味や香りに変化を感じてきます。
使うときだけ取り出し、使用後はしっかり蓋を閉め冷蔵庫にしまいましょう。
出しっぱなしにしていることを繰り返すと、温度変化や結露で品質が落ちてしまいます。
また冷凍であれば長期間の保存に有効ですが、常温に戻してから開封しなければ結露し湿ってしまうので注意してください。
以上がお茶道具の片付け方と、抹茶の保管方法でした。
お気に入りの物を長く大切に使い続けていきましょう〜!
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