かたくるしいと思われがちな茶道の世界。実は魅力がた〜っぷりつまっています♪
お茶をしてる瞬間に何気なく心をひかれ、「癒やされる瞬間5選」をご紹介してみます。
お抹茶の香り
お茶の稽古では実際に、竹でできた茶せんをシャカシャカと振り「お茶を点てる」練習をします。
お湯が沸かしてある「釜」の近くに座り、茶碗へあたたかいお湯を注ぎます。
そのときに抹茶の香りが、ふわ〜っと湯気にのって漂ってくるのが「摘みたてのお茶の葉」のようなフレッシュさで、とっても落ち着く香りなのです!
「お茶を点てる」練習をする人の特権だと思っています。
自然的な、茶筅(ちゃせん)の音
抹茶を点てるのに欠かせないあの「シャカシャカ」を茶筅(ちゃせん)といい、日本製のものは職人さんが丁ねいに1つずつ、竹を削いでつくっています。
抹茶を点てるときの音を聞いたことがある人は少ないかもしれませんが、自然界で生きる竹林を思いうかべ癒やされます。
茶碗に当てたときの「コン」という音や「シャカシャカ」した音は、しなやかで優しい音色なのです。
沸き立つ湯気がごちそう
炭をくべてお湯を沸かすと、次第に湯がわき静寂の中に音がしてきます。
茶道ではお湯の音にも名前がつけられて「釜の六音」と呼ばれます。
なじみ深いものは「松風」とよばれ、“シュンシュン”音をたて、湯気が渦を巻く光景は、冬の寒い時季にはごちそうと言われます。
じっと見ていると癒やされ、水を指すと途端に静寂になる瞬間も心をうばわれるのです。
手のぬくもり
あたたかいお茶が入ったお茶碗を、両手にすっぽりおさめると とてもほっこりしてきます。
泡の立ち加減や、爽やかな抹茶の色をみながらゆっくりいただきます。
飲み干したあとも、じんわりあたたかいお茶碗の余韻を感じ「茶碗の景色」を拝見してたのしみます。
畳の擦る音
普段歩く時には「足を上げて元気よく♪」といった感じですが、茶道の作法では逆で、畳の上をすり足気味で歩きます。
この音は「衣擦れ」と呼ばれ、裏方などで人が動いていても、音の加減で「相手が何をしているか」察知し、こちらもタイミングを伺ったりします。
人によって音も、ペースもちがうので「あ!〇〇さんだ!」とわかったりします。
少々急ぎ気味の私は、バタバタしないようにしなくてはいけません笑
お茶で感じる癒やし要素をご紹介してみました♪
「目で見る」「音を聞く」「香りを嗅いでみる」「ぬくもりを感じてみる」などなど、ぜひ機会があればゆっくり感じて癒やされてみてくださいね。
コメント