
いよいよ冬の始まりです。
立つは“始まる”という意味があり、立春・立夏・立秋・立冬は
季節の大きな節目になります。
日本の暦を愉しむ
立冬とは?

木枯らしが吹き始め、木々の葉が落ち冬が始まるころです。
北国では初雪の知らせがちらほら聞かれ、冬の寒さに備えなければなりません。
子供の成長を祝う七五三

子供の健やかな成長を祝う七五三。
無事にここまで成長できた子供と一緒に、11月中に神社へお詣りに行きます。
男の子:3歳、5歳。 女の子:3歳・7歳。
「七歳までは神の子」という言い伝えがあります。
医療が発達していなかった昔の時代には、幼児は病気などでなくなることも少なくありませんでした。
それは「神様から預かっていた子供をお返しする」と、とらわれていたようです。
晴れ着を着せて、神社(氏神様)に感謝をする・子供の成長を見せるという意味がある七五三。
何気ない日常を改めて感謝の気持ちで過ごすことができる、大切な一日であることと思います。
子供の長寿を願う紅白に彩られた千歳飴は、子供に対し「長生きしてほしい」という親の思いが込められた縁起物でもあります。
小春日和

会話の中で「今日は小春日和だね。」と耳にすることがあると思います。
この小春日和は春に使うものではなく、晩秋〜初冬の丁度今の時期に使えわれる言葉です。
時折、暖かく穏やかな晴天の日が春の陽気に似ていることから「小春日和」と呼ばれています。
初めて聞いた時は、一見春の暖かい日に使われそうな言葉と思いましたが、日本語の難しさと同時に面白さを感じます。

おわりに
秋の晴天による暖かい日と、冬へ向かう寒い日が行ったり来たりしながら季節は確実に冬へと進んでいきます。
道端には枯れ葉が落ち、木枯らしが吹き始めていることに気づくことも多いと思います。
あちこちで木々は紅葉し、鮮やかな景色がみられることもうれしいですね。
また冬のはじまりである立冬は、子供の成長を祝う七五三という大切な行事もあります。
お子様がいらっしゃるご家庭では11月はとても思い出に残る月になるのではないでしょうか。
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