
1年で最も寒さが厳しくなる頃になりました。
最後の冬の節気になりました。
日本の暦を愉しむ
大寒とは?

1年で一番寒さが厳しくなります。
各地で氷点下を記録するのもこの頃です。
動植物たちが春を待ちつつ準備を始めています。
鬼を払う節分

季節の分かれ目は「節分」と呼ばれ、立春・立夏・立秋・立冬の前日はそれぞれ節分にあたり、昔は1年で4回節分行事がありました。
節分の日は昔から邪気が入りやすいとされており、災いの象徴である鬼を払うため「豆まき」が行われます。
鬼の目を射る「魔目」や、魔物を滅する「魔滅」の語呂合せで豆をまくようになりました。
「鬼は外、福は内」と声に出し豆をまき、年の数だけ豆を食べて厄除け、無病息災を願います。
節分と聞けば恵方巻きを思い出す方も多いのではないでしょうか。
恵方とは、その年の歳徳神・年神様がいる方角とされており、陰陽道における考え方でその年の干支に基づいて最も良いと定められた方角のことを言います。
恵方に向かって太巻きを丸ごと無言でかぶりつきます。
2021年の節分の日は2月2日。方角は、南南東です。
恵方巻きの具材は七福神にちなんで7種類入れると縁起が良いとされていますが、家庭によってさまざまです。
最も寒い時期に取り入れたい、ショウガオール

最も寒く雪が降りやすいこの時期には、芯から温まりたいと思われることでしょう。
身体を温める代表食材といえば「生姜」。
お湯にすりおろした生姜・はちみつを混ぜて作る「しょうが湯」などが有名です。
ですが生姜をそのまま摂取するよりも、効果的に血行促進する方法があります。
それは生姜を加熱してから取り入れる事です。
生の生姜には「ジンゲオール」という辛味成分が含まれており殺菌作用があります。
その生姜に熱を加えることで「ジンゲオール」は「ショウガオール」に変化します。
この「ショウガオール」が身体を深部から温めるのに効果的です。


おわりに
例年節分の日は2月3日ですが、2021年は124年ぶりに2月2日になります。
なにか特別なものを感じますね。
豆まきをしたり、恵方巻きを食べて厄除け・無病息災を願い、今年も無事に1年を過ごしたいものです。
そして寒があければ立春です。もうそこまで春が来ていますが、実際にはまだまだ寒い日が続きます。
生姜の力をかりて身体を芯からあたためたり、足湯をするなど冷え対策をして風邪予防に努めたいものです。
寒い時期には「生姜」をうまく取り入れてみるのはいかがでしょうか。
健康第一で日々楽しくいきましょう。
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